目次

Second Lifeの問題点 - 持続可能な世界にする

このセカンドライフ(以下SL)は、いろんなことを考える機会をあたえてくれます。 どんな団体も組織も100%なにかしらの問題を抱えています。

SLも問題となることがたくさんあります。 SLが特別に問題が多いわけではなく、 他のインターネットサービスでもおそらく同じような問題で多くの人が悩んでるでしょう。

SLは無償ボランティアのあつまりが大問題

多くのSLのプレイヤーは、一般の人です。 SLのために特別な訓練を受けているという人は居ないでしょう。 能力と経験と知恵がなくても問題なく活動できます。

SLはいろんなことがプレイヤーでできます。 たとえば運営の話し合いや、クライアントの開発、新規の人にいろんな案内したりする。 商品をつくっても、多くの場合が働きに見合った利益は出ていないはずです。 お金が動いてるように見えてほとんど無償ボランティアのようなものです。

一般の人がなんでもできるということは、なんでもしなければならないということになります。 本来はきめ細やかなサポートをサービス提供側が行っているのが一般的です。 プレイヤーは楽しいことだけ気持ちいいことだけやればいいわけです。

善意の集まりが問題を深刻化させる

善意と聞くと正しいことを行っているように聞こえます。 善意だから、多少サービスの質が悪くても文句言う人はいないでしょう。 善意だから、多くを期待しない、助けてくれているからみんなのためになるから、 よくない善意のボランティア活動でも問題ないって事になりがちです。

SLでもこの状態におちいってることは間違いないです。 20年前近くのアイテムは普通に回ってきます。 SLの中を出歩いても、初期の頃の案内板があったりします。 初期のものは貴重で今でもその当時のまま使えるのは驚くことです。

でも初期のものが、今同じ意味で役に立つとは限りません。 常に状況にあわせて変化していけるような意識が必要です。

無償ボランティアは持続可能ではない

初期のものが今でも普通に機能しているという状況は、今の状況にあっていません。 最初に作った人たちは非常に優秀な人だったかもしれません。 ただそのままというのは、その後の人たちが必ずしも優秀ではなかったということです。

最初の良いものがあったのにそれをつづけて作ったり、 状況にあったものに変えていくということが受け継がれていません。

継続可能な世界を目指すには、必要な経費や人材が必要です。 これを維持するには無償ではやっていけません。

周りも自分も幸せになれるコミュニティビジネスを作る必要があります。