初心者だけど自分のお家がほしい
自分の土地を持つ最大のメリットは、オブジェクトを自由に出せること、 そしてそのまま出しっぱなしにできることです。
もちろん、土地を持っていなくいても、サンドボックス(砂場)と呼ばれる場所など、 オブジェクトを出して物づくりの作業を行える場所はあります。 ですが、時間の制限なく、誰にも邪魔されず、物づくりの作業をしたり、 好きな物を置いておきたいと考えた時、自分の家がほしくなるでしょう。
Second Lifeの家は現実世界に近いです。 まず部屋を作る前に土地を手に入れる。それから建物を建てる。 それができてからはじめて家具を選んで配置するという流れです。
いくつかの方法がありますが、最初はプレミアム会員になってメインランド(大陸)に住むことをおすすめします。
リンデンホームや、土地レンタル業者を利用することは初心者にはおすすめしません。 またメインランドに土地を持つ方法はいくつかあり、売却希望の住人から直接購入する他にも、 放棄された土地を買う方法、土地オークションを利用する方法もあります。 直接購入以外は手続きが煩雑なので、初心者のうちは避けておいたほうがいいでしょう。
どの方法でも、便利な場所や、景観がいい場所や、住みやすい環境は、価格や維持費が高くなります。 運良く安価の土地が手に入った場合でも、周辺の環境の変化が起こりやすいです。
プレミアム会員になろう
プレミアム会員は、自動的に1024平方メートル分の土地を所有する権利が特典でついてきます。 これは土地の所有ができる権利だけで、実際には土地や建物を購入する必要があります。
リンデンホームってなに?
またリンデンホームは運営側が提供するロールプレイ専用の家付き土地です。 基本的に家は先着順のため、新しくていい場所に住むのは運によるものが大きいです。 それとロールプレイ前提の家なので様々な制限が付きます。初心者にはおすすめできません。
土地レンタル業者はおすすめできない
ベーシック会員のままで土地を持ちたい場合は、土地レンタル業者から借りる必要があります。 この場合、非常に複雑になるため、初心者にはおすすめしにくいです。
土地の判断基準は値段と置ける家具数だけではありません。 土地はさまざまな機能があるため実際にやろうとしていたことができないという事態になります。
土地レンタル業者のメリット
- リンデンドルのみですぐに借りることができる
- 週単位で借りられることが多い
- 引っ越しがかんたん
土地レンタル業者のデメリット
- リンデンラボの土地を又貸ししてるため基本的に割高になる
- 多くの場合、様々な土地使用に関する制限がある
- 土地の持ち主次第で突然住めなくなったり、突然ルールが変わったりする
レンタルを利用するには以下の3つを知っておくといいでしょう。
- いろいろな土地レンタル業者の価格や維持費を知る
- 環境(景色や周りの住民)がどんなものかを比較する
- レンタルする土地のさまざまな制限を知る
家を建てるには「土地」が必要
他のゲームなどと大きな違いは「土地」という概念があるかどうかです。
大陸の土地は住民同士で譲渡や販売を行うことができます。
基本的には売りに出している土地を購入することで使えるようになります。
購入には「直接購入」か、「オークションで購入」、「放棄された土地」をリンデンラボから買うの3つです。
放棄された土地を購入するにはいくつか条件が必要なため最初は購入できません。
必要なもの | 支払先 | 支払い通貨 | 支払い時期 | 説明 |
---|---|---|---|---|
会員費 | リンデンラボ | アメリカドル | 毎月 | 前払いで割引あり |
土地使用料(TIER) | リンデンラボ | アメリカドル | 毎月 | 大陸で土地を持つことができる権利 |
土地(実際の場所) | 住民 | リンデンドル | 購入時 | 住民同士で土地の販売や譲渡をする |
Second Lifeはオープンワールドです。
山、川、海、道路などの自然環境が用意されています。
景観がいい場所、人の出入りが多い場所などは高価で取引されます。 一般的には、海に近い場所、道路沿い、「Protected Land」の土地の隣、などが高価になりやすい場所です。 逆に言えば、このような場所を避ければ、安価で手に入れられる可能性があります。
毎月の土地使用料が必要です
レンタルサーバに例えると、契約した容量に応じた使用料が発生するのと同じイメージです。 会員プランによって面積は異なりますが、規定の面積以下の土地なら、使用料が無料になります。 プレミアム会員であれば、1024平方メートルまでは無料です。 最初は無料分に納まるだけの土地から始めることをおすすめします。
会員プラン | 無料で使える面積 | 月額(毎月払い) | 3か月分前払い | 1年分前払い |
---|---|---|---|---|
ベーシック | 土地を所有できません | 無料 | 設定なし | 設定なし |
プラス | 512 平方メートル | USD 5.99 | 設定なし | USD 65.99 |
プレミアム | 1,024 平方メートル | USD 11.99 | USD 32.97 | USD 99.00 |
プレミアムプラス | 2,048 平方メートル | USD 29.99 | 設定なし | USD 249.00 |
無料分を超過すると、土地使用料が発生します。この土地使用料は一般的に TIER と呼ばれます。 (TIER は本来「階層」という意味ですが、TIER が上がるということは使用料が上がることであるため、同一視されています。)
超過分に対する使用料は以下の表のとおりです。
コスト | 平方メートル | 土地の面積 |
---|---|---|
USD 166.00/ 月 | 65,536 | リージョン全体 |
USD 142.00/ 月 | 49,152 | 3/4 リージョン |
USD 103.00/ 月 | 32,768 | 1/2 リージョン |
USD 60.00/ 月 | 16,384 | 1/4 リージョン |
USD 31.00/ 月 | 8,192 | 1/8 リージョン |
USD 22.00/ 月 | 4,096 | 1/16 リージョン |
USD 13.00/ 月 | 2,048 | 1/32 リージョン |
USD 7.00/ 月 | 1,024 | 1/64 リージョン |
USD 4.00/ 月 | 512 | 1/128 リージョン |
リージョンとは、慣用的には(正しい用法ではありませんが)SIM と呼ばれる、256m×256mの領域の事です。リージョンの集合体が、Second Lifeの世界(Grid)と言えます。 たとえば1つのリージョン内の土地全てを所有した場合、使用料として毎月166アメリカドルが必要、という事になります。
1リージョン分を超えて土地を所有した場合の追加の使用料は、以下の通りです。
コスト | 平方メートル | 土地の面積 |
---|---|---|
USD 166.00/ 月 | 65,536 | リージョン全体 |
USD 125.00/ 月 | 49,152 | 3/4 リージョン |
USD 83.00/ 月 | 32,768 | 1/2 リージョン |
USD 42.00/ 月 | 16,384 | 1/4 リージョン |
2リージョン分以降もこの表の使用料が繰り返し適用されます。つまり、1リージョン分を超えてからは、どれだけ多くの土地を所有しても面積に対する割引はなく、1/4 リージョン分ごとに、166÷4 アメリカドル(ドル未満四捨五入)が加算されていきます。