LSLのメモ書き(スクリプトエンジン「Mono」について)

Second LifeのMonoは、Linden Scripting Language (LSL) のコンパイラであり、スクリプトを実行するために必要なものです。LSLは、スクリプトのコンパイルにMonoを使用することで、スクリプトのパフォーマンスが向上するとされています。Monoは、Linden Labが提供するオプションのスクリプトエンジンであり、主に高度なスクリプトやリアルタイムアプリケーションで使用されます。Monoは、Linden Labが提供する公式ビューアーに統合されており、オプションとして設定することができます。

コンパイラとは

コンパイラは、高水準の言語で書かれたプログラムを、コンピュータが理解できる低水準の言語(バイナリ言語やアセンブリ言語など)に変換するソフトウェアのことです。プログラマは高水準の言語でプログラムを書くことができ、そのプログラムをコンパイラで変換することで、コンピュータが実行できる形式に変換されます。コンパイラは、プログラムの文法に従って構文解析を行い、それを機械語に変換するための最適化を行うことができます。

Monoはビューア側の処理です。Second Lifeのビューアに組み込まれているMonoランタイムが、スクリプトのコンパイルと実行を担当しています。Monoは、C#や.NETなどのプログラミング言語で書かれたスクリプトを処理するために使用されます。

いいえ、Monoは、オープンソースのプログラム開発プラットフォームであり、C#などの.NET対応言語で書かれたプログラムを実行するための仮想マシンと、それに付随するライブラリや開発ツールのセットを提供しています。Second LifeやOpenSimは、Monoを利用してLinden Scripting Language(LSL)を実行しています。

.lslと.lsloは、Second LifeおよびOpenSimで使用されるスクリプトのファイル拡張子です。.lslは旧来のLinden Scripting Language(LSL)で書かれたスクリプトの拡張子で、.lsloはより新しいMono Scripting Language(Mono LSLまたはLSL2)で書かれたスクリプトの拡張子です。これらのスクリプトは、ビューア内で作成、編集、および実行できます。