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ガチャに関するまとめ(ガチャポリシーの変更と影響)

2021年9月から、ガチャ(ルートボックス)がSecond Life内で禁止されました。しかし、2024年10月9日に規制が見直され、ガチャが再び利用可能となりました。この変更には「譲渡不可」の新しいルールが導入されており、購入したガチャアイテムを他のユーザーに譲渡することができなくなっています。詳細は「ガチャポリシー」、Second Life公式ブログの「2024年のガチャポリシー変更のお知らせ」をご覧ください。

ガチャ規制は、ゲーム業界全体のガチャ自主規制の流れから来たものです。ガチャ自体はアメリカの法律では直接規制されていませんが、一部の国では子どもがガチャを行うことが問題視されています。また、ガチャで詐欺行為を行う運営会社も存在し、大きな問題となっていました。そのため、Second Lifeではユーザーの安全を守り、クリエイターの権利を保護するためにガチャを禁止しました。

2024年10月9日、ガチャに関する規制が見直され、再び利用可能となりました。ただし、新たに「譲渡不可」のルールが導入され、購入したガチャアイテムは他のユーザーに譲渡できません。この変更の目的は、以下の通りです:

  • クリエイターの権利保護:転売によってクリエイターの収益が第三者に渡る問題を防ぎ、クリエイターの努力が正当に報われる環境を作る。
  • 詐欺行為の防止:譲渡可能なガチャアイテムは詐欺に悪用される可能性がありましたが、譲渡不可とすることでリスクを軽減。
  • ユーザーの安心:詐欺のリスクが減ることで、ユーザーは安心してガチャを楽しむことができます。

この新しいルールにより、ガチャの健全な利用が促進され、ユーザーとクリエイターの双方にとってより良い環境が提供されることを目指しています。

「ランダムに出てくる販売が禁止」され、「ガチャの名称でアイテム販売が禁止」されるだけで、譲渡可能でコピー不可の商品が全て消えるわけではありません。以下は、ガチャアイテムの利用や販売に関する情報です:

  • ガチャで出てきた譲渡可能なアイテムは、マーケットプレイスやヤードセールなどで引き続き販売可能です。
  • 購入者が持っているガチャ品で、単品で値段が決まっているものを販売することも問題ありません。
  • お店でランダム要素を排除した形でガチャ品を販売することも許可されています。

ギャンブル要素が無い状態であれば問題ないということです。

日本ではD-Labの機械「みえぽん」が有名です。リンク先はFlickr、販売は店舗のみ

ガチャの名称を使わないのであれば「コンベヤベルト」システムで今までのように販売が可能です。このシステムでは、一定数先のアイテムが見えるようになっており、パズルゲームの「次のブロックが見える」イメージに似ています。

The Arcadeは独自のコンベヤベルトのHUDを使用して購入します。(HOW TO PLAYで解説

7seasやKittycatsのようなシステムは影響を受けません。現時点では、ゲーム性が強いものは規制の対象外です。

2021年10月時点で、The Arcade(アーケード)はコンベヤベルトシステムで継続し、Gacha Guild(ガチャギルド)は「The Guild」に名称を変更し、ガチャではなく通常の方法で商品を販売する方針です。

購入者にとって、ガチャ禁止による直接的なデメリットは少なく、むしろメリットが多いとされています。購入手順が変更され複雑になる部分もありますが、詐欺リスクの軽減やクリエイターの権利保護といった利点があります。

クリエイターが新しい流れに乗れないと売上が減少する可能性もありますが、適切に対応することで全体としてメリットを享受することができます。変化についていけないクリエイターは市場から姿を消すことになるかもしれませんが、長期的にはこの規制緩和により健全な市場が形成されると期待されています。