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ブラウザのSecond LifeマップURLをクリックしてもFirestorm Viewerが開かない場合の対処方法

Second LifeのマップURL (secondlife://) をクリックしてもFirestorm Viewerが開かない場合、Windowsのプロトコルハンドラー設定が正しく行われていない可能性があります。このガイドでは、プロトコルハンドラーの設定方法について解説します。

ここでは以下の3つ方法を解説しています。

用途に合わせて、ご自身で選んで使ってください。

対処方法1: Firestorm Viewerの再インストール

1. Firestorm Viewerのインストーラを再度実行します(アンインストールは不要です)。インストーラが見つからない場合は、こちらからダウンロードしてください。

2. プロンプトが表示されたら、「Do you want to register Firestorm as default handler for virtual world protocols?」というメッセージが表示されます。「Yes」をクリックして、マップSLURLをウェブから開けるように設定します。

対処方法2: SLURL Proxyの使用

SLURL Proxyは、SLURLを仲介するためのソフトウェアです。これにより、複数のビューアを簡単に切り替えができます。このソフトウェアを使うことで、安全にViewerを切り替えできます。ただし、SLURL Proxyを正しく設定しないと機能しない場合があります。また、SLURL Proxyを移動したり削除したりすると、機能しなくなる可能性があります。

1. SLURL Proxyのダウンロードとインストール

  1. SLURL Proxyをダウンロードして、お好きな場所に解凍します。
  2. `SLURL Proxy.exe`をダブルクリックして起動します。

2. SLURL Proxyの設定

  1. SLURL ProxyがデフォルトのSLURLハンドラーかどうかを確認します。デフォルトでない場合は、それを設定するように促されます。
  2. SLURL Proxyをデフォルトに設定した後、ビューアのショートカットをSLURL Proxyウィンドウにドラッグして、使用するビューアを選択します。
  3. 必要に応じて、複数のビューアを追加し、デフォルトのビューアを選択できます。
  4. 注意:SLURL Proxyを移動したり削除したりすると、設定が機能しなくなる可能性があります。また、設定が正しく行われないと、SLURLをクリックしても何も起こらない場合があります。

3. ブラウザの設定

  1. FirefoxまたはChromeを使用している場合、SLURLをクリックするときにどのアプリケーションを使用するか尋ねられることがあります。この場合、SLURL Proxyまたは選択したビューアを選択してください。
  2. Internet Explorerの場合、SLURLをクリックするとアプリケーションを許可するかどうかのダイアログが表示されます。許可して続行します。

4. SLURL Proxyのチェックと再設定

  1. SLURL Proxyを使用してSLURLが正しく開かない場合、設定を再確認します。必要に応じて、SLURL Proxyを再起動して設定をやり直してください。

対処方法3: プロトコルハンドラーを手動で設定する

この方法では、Windowsのレジストリエディタを使用して手動でプロトコルハンドラーを設定します。 プロトコルハンドラーは、UIを使った設定ができません。そのためレジストリの操作を手動で行う必要があります。 以下の手順を慎重に行ってください。

前提条件

注意事項

レジストリの編集は慎重に行ってください。誤った編集を行うと、システムに深刻な問題を引き起こす可能性があります。以下の手順に従って、正確に作業してください。また、変更を行う前にレジストリのバックアップを取ることをお勧めします。

レジストリのバックアップ方法

1. レジストリエディタを開く

  1. Windowsの「検索」ボックスに「regedit」と入力し、レジストリエディタを開きます。
  2. 必要に応じて管理者権限を許可します。

2. バックアップを作成

  1. 左上の「ファイル」メニューをクリックし、「エクスポート」を選択します。
  2. 保存場所とファイル名を指定し、エクスポート範囲を「すべて」に設定して保存します。

手順

1. レジストリエディタを開く

  1. Windowsの「検索」ボックスに「regedit」と入力し、レジストリエディタを開きます。
  2. 必要に応じて管理者権限を許可します。

2. `secondlife`キーを作成

  1. 左側のツリーで`HKEY_CLASSES_ROOT`を展開します。
  2. `HKEY_CLASSES_ROOT`の下に新しいキーを作成し、それを`secondlife`と命名します。
    1. `HKEY_CLASSES_ROOT`を右クリックして「新規」→「キー」を選択し、名前を`secondlife`とします。

3. `secondlife`キーの設定

  1. 作成した`secondlife`キーを選択し、右側のペインで次の設定を行います。
    1. `(既定)`の名前の文字列値をダブルクリックし、値を`URL:Second Life Protocol`に設定します。
    2. 右クリックして「新規」→「文字列値」を選択し、名前を`URL Protocol`とし、値を空に設定します。

4. `shell`キーの作成

  1. `secondlife`キーの下に新しいキーを作成し、それを`shell`と命名します。
    1. `secondlife`キーを右クリックして「新規」→「キー」を選択し、名前を`shell`とします。

5. `open`キーの作成

  1. `shell`キーの下に新しいキーを作成し、それを`open`と命名します。
    1. `shell`キーを右クリックして「新規」→「キー」を選択し、名前を`open`とします。

6. `command`キーの作成

  1. `open`キーの下に新しいキーを作成し、それを`command`と命名します。
    1. `open`キーを右クリックして「新規」→「キー」を選択し、名前を`command`とします。

7. `command`キーの設定

  1. `command`キーを選択し、右側のペインで次の設定を行います。
    1. `(既定)`の名前の文字列値をダブルクリックし、値を次のように設定します。
"C:\Program Files\Firestorm-Releasex64\Firestorm-Releasex64.exe" "%1"
  1. インストールパスが異なる場合は、そのパスを使用してください。

レジストリ構成の一覧

HKEY_CLASSES_ROOT
└── secondlife
    ├── (既定) : "URL:Second Life Protocol"
    ├── URL Protocol : (値は空)
    └── shell
        └── open
            └── command
                ├── (既定) : "C:\Program Files\Firestorm-Releasex64\Firestorm-Releasex64.exe" "%1"

完了

これで、secondlife://プロトコルがFirestorm Viewerに関連付けられます。念のため、コンピュータを再起動して設定を有効にしてください。その後、secondlife://リンクをクリックしてFirestorm Viewerが正しく起動するか確認してください。

追加のサポート

もしこれらの手順を試してもうまくいかない場合は、Second LifeまたはFirestormの公式サポートに問い合わせることをお勧めします。

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